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ガルバリウム鋼板とは?その基本知識とメリット・デメリットを解説!

2021.12.11

ガルバリウム鋼板の特徴とメリット・デメリット

ガルバリウムとは「亜鉛」と「アルミ」と少量の「シリコン」を組み合わせた合金のことをいいます。

そのガルバリウムでメッキを施した鋼板(鉄板)がガルバリウム鋼板で、正式名称は「アルミニウム亜鉛合金メッキ鋼板」といます。
一方、従来からあるトタンは薄い鉄板を亜鉛でメッキ加工したもので、正式には「亜鉛メッキ鋼板」といいます。

トタンは時間が経過して亜鉛が溶けてなくなってしまうと、防食効果(錆びにくさ)が失われてしまうという欠点がありました。
そこで耐久性の高いアルミニウムが加わることで、ガルバリウム鋼板はトタンと比べて長期間に渡って鋼板をサビから守ることができます。

ガルバリウム鋼板の費用相場は、外壁材が3,000~5,000円/㎡、屋根材が3,000~4,000円/㎡程度になります。
そしてガルバリウム鋼板のメリットとデメリットをまとめると、次の様になります。


〇メリット

・ガルバリウム鋼板の耐久性は25~30年といわれ、一般的なトタンの約4倍の防錆性があるので、正しくメンテナンスを行えば40年以上の耐久性が期待できる
・不燃材料なので耐火性に優れている
・日本瓦の約1/6、モルタル外壁の約1/10、窯業サイディングの約1/4の軽さなので、地震の際に建物の揺れを軽減することができ、カバー工法のリフォームにも良く採用されている
・カラーバリエーションが豊富
・金属ならではのシンプルでスタイリッシュなデザインなので、都会の街並みにもマッチする
・瓦やスレート屋根材、モルタル外壁、窯業系サイディングなどと比較してひび割れの心配がない


〇デメリット

・断熱性が低いため夏場の断熱対策が必須になる
・防音性に劣り、特に屋根からの雨音が良く聞こえる
・断熱性や防音性を向上させようとすると費用がかさむ
・衝撃に弱いため、物がぶつかると凹みやすい
・塩害に弱く、潮風の影響を強く受ける海沿いの地域ではサビやすい
・デザインの再現性が低く、特に外壁の場合には窯業サイディングに劣る
・スレート屋根材(コロニアル、カラーベスト)や窯業サイディングよりもコストが割高になる

主なメーカーの外壁材、屋根材

この章では、国内の主なメーカーのガルバリウム鋼板の外壁材4つと屋根材3つを紹介します。

【外壁材】
〇ニチハ 「センターサイディング iシリーズ」
ニチハは国内を代表する外装材の大手メーカーで、様々な外壁材、屋根材を販売しています。
金属製外壁材にはセンターサイディングがあり、その中の「iシリーズ」は高耐候コーティングとマイクロガード加工(セルフクリーニング機能)をプラスした高機能外壁材です。
フルカラーインクジェット塗装を採用することで、金属でありながらも本物が持つ独特の風合いを再現しています。
塗膜の変退色、赤さび・穴あき等10年保証に対応しています。

〇旭トステム 「金属Danサイディング」
旭トステムは旭ガラスとトステムが統合してできた会社で、最大5mmの深い溝が作り出す重厚感のある陰影が特徴の「スチール超深絞り」から軽量のアルミ仕様のものまで、様々な金属サイディングを販売しています。
商品によってセルフクリーニング機能や塗膜保証10~15年に対応することが可能です。

〇ケイミュー 金属サイディング「はる・一番」
ケイミューはクボタと松下電工の住宅外装建材部門が統合してできた会社で、総合外装材メーカーとして知られています。
「はる・一番」はガルバリウム鋼板に「遮音性フッ素焼付塗装」を施した高耐久・軽量のサイディングで、表面塗装はデザインに合わせて単色、2色、3色仕上げ
があります。
また赤サビ、塗膜変退色については、施工完了後10年間の保証がつきます。

〇アイジー工業 「アイジーサイディング」
金属外装材メーカーとして知られているアイジー工業では、外壁・屋根両方にガルバリウム鋼板の商品があります。
表面に熱と紫外線に強いフッ素樹脂塗装を施し、変退色・赤さび・穴あきに対して10年保証付きの「シンプルモダンシリーズ」から、価格帯が低いベーシックシリーズまでの商品ラインナップを用意しています。

【屋根材】
〇ニチハ 「センタールーフ(超耐久横暖ルーフ)」
ガルバリウム鋼板は断熱性が低いため寒冷地では施工できない傾向にありましたが、センタールーフは断熱材一体型のため、日本全国で施工可能となっています。

〇ケイミュー 「スマートメタル」
ケイミューのスマートメタルは耐食性に加えて遮熱性も付与し、ガルバリウム鋼板よりもさらに高い耐食性のあるエスジーエル(次世代ガルバリウム鋼板)になっています。

〇アイジー工業 「アイジールーフ」
アイジー工業の金属屋根材には、塗膜15年、赤さび20年、穴あき25年保証の「スーパーガルテクト」の他に、「スーパーガルテクトフッ素」や「スーパーガルテクトC」などがあります。

ガルバリウム鋼板の劣化症状とメンテナンス方法

耐久性の高いガルバリウム鋼板であっても、経年と共にチョーキングや色あせなどの劣化症状がみられる様になります。
そのため劣化症状が見られる様になったら、適切なメンテナンスを行わなければなりません。
そこでこの章では、ガルバリウム鋼板の劣化症状とメンテナンス方法を紹介します。

〇ガルバリウム鋼板の劣化症状
・白サビ
ガルバリウム鋼板のメッキ層に含まれる亜鉛が酸化すると白サビが発生します。
白い斑点が表面に現れるのが特徴で、重大な影響を及ぼすものではありませんが、見栄えが非常に悪くなってしまいます。

・赤サビ
ガルバリウム鋼板の表面に傷や凹みがつくと、次第に赤サビが発生する様になります。
徐々にサビが広がって、やがてボロボロになってしまうので注意が必要です。
また施工中に発生した鉄粉などが残っていて、それが錆びてもらいサビが発生することがあります。

・電蝕
電蝕はガルバリウム鋼板に鉄くぎを打ちつけたり、他の金属製品を立てかけておいたりすると、表面にサビが発生して急速に進行してしまうことをいいます。

〇ガルバリウム鋼板のメンテナンス
・清掃
ガルバリウム鋼板に汚染物質が付着したり、酸性雨の影響を受けたりすると、サビが発生しやすくなります。
時々水で洗い流すことで、劣化を抑えることができます。
また表面に傷や凹みを付けてしまった時には、錆止め塗料の塗布などを行ってできるだけ早めに補修しておくことが大切です。

・塗装
ガルバリウム鋼板においても、10~20年程度を目安に塗り替えが必要です。
ただしガルバリウム鋼板は元からフッ素加工が行われているケースもあり、塗り替えには技術と経験が必要になります。
したがって、施工業者の選定が重要になることを覚えておきましょう。

まとめ

ガルバリウム鋼板は、耐久性の高さとシャープで都会的なデザインから、近年人気の高い屋根・外壁材です。
メンテナンスの必要がないと思っている方が多く、工務店・ハウスメーカーの営業担当者の中にもその様なセールストークを行っていることがあります。
しかしガルバリウム鋼板もいずれは劣化して、塗り替えなどのメンテナンス工事が必要になります。
少しでもメンテナンス時期を遅らせるためにも、定期的な点検と清掃・補修などをこまめに行うことが大切です。

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自ら外装リフォームの現場管理を行っている、住宅環境サービス株式会社 代表取締役の渡辺文彦です。

弊社は2011年に住宅リフォーム会社として創業した会社です。現在は住宅リフォーム、新築住宅を手掛けています。
リフォーム・新築、そして戸建て・マンション共に知識と経験豊富です。宮城県名取市出身。家に帰ると2児の父親として奮闘しています。


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