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付帯部に使用される素材によって、塗料の見極めが必要です!

2021.02.06

付帯部とは?塗装が必要なの?

外壁塗装工事には「付帯部の塗装」が欠かせません!

「付帯部」とは、破風・軒天・鼻隠し・雨戸・雨樋など、外壁や屋根以外の細かい部分を指します。

付帯部も、外壁や屋根と同様に、紫外線や風雨にさらされて日々劣化していきます。塗装し直すことで、その耐久性を延ばし、家を長持ちさせてくれるのです。


付帯部によく使用される素材は、
・ケイカル版
・板金(金属)
・木部
です。

付帯部のそれぞれの箇所によって使用されている素材が違う場合もありますので、きちんと把握しておくことが大切です。
使用されている素材と、その状態によって、使用する塗料の見極めが必要です。

今回は、「付帯塗装によく使用する塗料」についてまとめました^^

付帯部に使用される素材別、塗装のポイント!

ケイカル板の場合
主に軒天や鼻隠しに使用されること多いのがケイカル板です。

有孔ボードとケイカル板が交互に使用されている場合は、その箇所は「通気」という大切な役割をになっています。その場合は、透湿性の高い塗料を使用します。

ケイカル板を使用した軒天補修工事はこちら▶ボロボロだった軒天井を新しく!漆喰塗装も行いました!名取市飯野坂【軒天あげ直し工事・軒天塗装・しっくい壁塗装工事】
板金(金属)の場合
サビを発生させないことが重要です。
下塗り工程で錆止め塗料を使用してから、上塗り工程に進みます。外壁が板金や金属サイディングの場合は、同じ仕様で塗装可能です。

付帯部に板金ありの施工事例▶塗装が劣化していた屋根も"無機"塗料で耐久性アップ!名取市名取が丘【屋根塗装・外壁塗装工事】
木部の場合
外壁塗装に使用するエナメル塗料を使うことはできませんので、木部専用塗料を使用します。木目をそのまま生かす時は、浸透性の油性(溶剤系)タイプ。木目を塗りつぶす場合は、造膜性のある水性タイプを採用します。

木部の軒天塗装▶高耐久塗料"無機"で塗装長持ち♪【宮城県岩沼市二木 外壁塗装(一部外壁貼替)・屋根塗装工事】

板金(金属)と木部には必要に応じて「ケレン作業」を!

「ケレン」とは、塗装をする前の過程で行われます。

サビ・汚れ・古い塗膜などを、ヤスリや電気工具を使って落とし、
塗料の付着をよくする作業のことです。

付帯部も外壁と同様いケレン作業が必要です。鉄部であればサビを、木部であれば細かなケバを除去するためです。よって4種ケレンと呼ばれる軽く目荒らしする清掃ケレンでサビや旧塗膜の膨れ、割れを除去する工程をします。

サビや塗膜の膨れなど問題(異物)の発生している状態の上から塗料を塗布しても塗膜の密着性は確保できません。汚れや異物は除去してから塗装工程に進みます。

軒天のケレン作業の様子はこちら|ガイソー名取店ブログ

雨戸・シャッターはアルミ製が主流

最近はアルミ製の雨戸やシャッターが主流ですが、古いお宅だと鉄製のものもあるので、やはり素材を見極めが大切です。

鉄製のものであれば外壁と同様に錆止め塗料を塗布した後、上塗り工程へ進みます。アルミ製のものだと塗料の密着性が良くないので、塗装は困難と言えます。もし塗装するのであれば、ケレンを行い、アルミの塗布面の表面に傷をつけてから下塗り塗料を塗布します。

雨戸塗装の施工事例▶フッ素塗装で高耐久!屋根改修も行いました【仙台市青葉区旭ヶ丘|屋根塗装・外壁塗装・物置補修工事】

新品の"雨樋"の塗装は、ケレン作業が必要?!

一般住宅であれば、ほぼ塩ビ被覆鋼板製の雨樋です。通常は1液弱溶剤の上塗り塗料を塗布します。

お寺や神社など一部の建築物には銅製の雨樋が採用されています。加工が容易で細かな細工が施しやすいことから、意匠性の高い住宅に人気です。しかし、銅製の雨樋は塗装できません。屋根についても同じことが言えますが、銅製の雨樋は経年による色の風合いを楽しむものですので、そもそも塗装自体が不要なのです。

また、新品の雨樋を塗装する場合は必ずケレン作業をします。新品の雨樋なのにわざわざケレンする必要があるの?と思われるかもしれませんが、新品だからこそ4種ケレンで軽く目荒らしをしなくてはなりません。新品だけではなく、全体的にダメージが少ない場合も同様です。凹凸のないツルツルの塗装面に塗料を付着させるより、目荒らしして凹凸がついた塗装面に塗装する方が塗膜と既存下地がしっかり密着するからです。これを「アンカー効果」と言います。

雨樋塗装の施工事例▶外壁の色あせ・屋根のサビをフッ素塗装で解決!仙台市太白区四郎丸【外壁塗装工事・屋根塗装工事】

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