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屋根のあの部分、外壁のあの部分、なんて呼ぶの？「屋根・外壁周りの名称と箇所」

2020.04.18

「破風」「幕板」「ケラバ」「霧除け」「水切り」…
と聞いて、住宅のどの部分のことかお分かりになりますか？

外装リフォームを考える際、屋根や外壁を塗り替えるわけですが、
これらの"付帯部"も塗装してメンテナンスする必要があります！

住宅の外観イメージのポイントになったり、
雨水が入り込まない役目を果たしていたり。

細かいけれど、付帯部の塗装も大切なんです☆

もちろん各部の名称がわからなくても、塗装箇所については担当者が詳しくご説明致しますが、
知っていて損はありません！
このページで　"外装"　に関する知識を深めてみてくださいね(*’▽’)

●屋根周りの名称と箇所
●外壁周りの名称と箇所

についてご紹介します♪

屋根周りの名称と箇所

① 棟換気【むねかんき】
小屋裏の湿気や熱気を排出するために、屋根の棟部に設けられた換気システム。
外気の取り入れは軒下の換気口（吸気口）から取り入れる。
換気がしにくい寄棟などで採用されている。

② ケラバ【けらば】
外壁から出っ張っている破風側の屋根部分のこと。
ケラバは部位ではなく、屋根の一部分を指す名称。
雨水の吹き込みや紫外線の侵入を防ぐ役目がある。

③ 破風【はふ】
切妻造り（きりづまづくり）や入母屋造り（いりもづくり）の屋根の、“妻側"にある山形の部分。
破風に取り付ける板は破風板と言う。この部分は雨樋を取り付けない。
◇「切妻とは？」あなたのお住まいはどんな形の屋根？切妻・寄棟・片流れ｜ガイソー名取店＞＞

④ 野地板【のじいた】
屋根材の下地といて貼る板のこと。

⑤ 棟【むね】
屋根の水平材。
頂部で水平になった棟は“大棟（おおむね）"
屋根の流れに沿って軒先へ向かう棟は“下り棟（くだりむね）"と言う。

⑥ 鼻隠し【はなかくし】
鼻先と呼ばれる垂木の先端を隠す部材。
雨樋を取り付ける下地の役割も持っている。

外壁周りの名称と箇所

⑦ 矢切【やぎり】
切り妻（きりつま）や入母屋（いりもや）の屋根の“妻側“の部分。
雨があまりかからない場所ということで換気窓をつけたり、意匠的に外壁と仕上げを変えたりすることもある。「屋切」とも書く。

⑧ 戸袋【とぶくろ】
横引きの雨戸を収納する部分。
以前は現場施工の戸袋が多かったが、近年は雨戸と同じ材質のデザインのものが一般的。

⑨ 霧除け【きりよけ】
霧や雨が入り込まないよう、窓などの上部に取り付ける小さな庇（ひさし）。

⑩ 屋根裏【やねうら】
小屋裏【こやうら】
天井裏【てんじょううら】
呼び方は様々だが構造上の名称は小屋裏となる。

⑪ 幕板【まくいた】
建物に用いられる横長の板の総称。
見切りの部分を覆ったり、意匠性を高めるために使用される。
外壁では１階部分と２階部分の間に細長い板状の幕板を取り付けることが多い。

⑫ 窓水切り【まどみずきり】
窓の下枠部分に取り付けるL字型の金物。
雨水が外壁面や庇の裏面などを伝って、壁を汚したり内部に侵入したりするのを防ぐために使う。
庇に取り付ける水切りは“庇水切り"、
土台に取り付ける水切りは“土台水切り"という。